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ギャラリートークレポ☆風遊花 / 「春の筥」

2月5日より開催中の、もののめや+吊るし雛「春の筥」。
本日は風遊花さんによるギャラリートークがございましましたので
そちらの模様をお伝えしたいと思います。
 
冷たい雨の降りしきる中でしたが、遠方よりお越しくださった方もいて、
和やかで楽しい会となりました。




まずは風遊花さんが持ってきてくださった雛菓子とお茶でいっぷく。
どれも可愛くて、選ぶのが大変です。。



風遊花さんがお持ちのコレクションの中から貴重なお雛様たちを見せていただきました。
下の写真の豪華な飾り雛は、2階のギャラリーで最終日まで展示されておりますので
ぜひじっくりとご覧になってみてください。


話は数々のお節句の風習から始まり、おひなさまの謂われへと流れていきます。
古くは紙で出来た人形と共に身の穢れを水に流すための流し雛だったというお話です。
実際に、米俵の両脇についているフタに人形を差し込んで川に流していたものなども
見せていただきました。



お内裏様とお雛様の並び順も明治時代以降に変わったものだそうです。
本来は、皇居の右側を東とするそうなのですが、日が昇る東側、つまりは右側が
お内裏様、左にお雛様だったそうです。
それを明治以降は諸外国にならって、逆並びに変わったそうです。
他にも知らなかった事ばかりで、大変勉強になりました。。

上の写真は豆雛たちで、各地の郷土雛の数々です。虫めがねでないとお顔の表情が
見えないものも・・。
下は少女雑誌の付録としてついていたものです。(きせかえ人形みたいなやつです!)


こちらは張り子の犬です。かわいい。。
雛飾りによく犬が登場するのは、(本当は犬ではなく狆〈チン〉というそうです)
狆はたいへんおとなしい性格の犬で、お姫様でも飼いならすことができたことから
だそうで、あと狆はお産が軽いので、そういうことからもよくモチーフとして扱われるようになったようです。


こちらは雛人形とは言えないかもしれませんが・・
海外への輸出用に作られたお人形で、「THE HANAKO」だそうですww
ちなみに名前は花子以外にも色々あるそうです。。3種類の日本髪のかつら付き!
こちらもきせかえですね、ある意味。
こんな楽しいものも見せていただくことが出来ました。

これらの郷土雛は本日だけのスペシャルお目見えでしたが、「春の筥」展はまだまだ
続きます。
会場には作家さんがいらっしゃいますので、ご自分の地元のお雛様のお話などされると
楽しいかもしれませんね。
本日、風遊花さんがお話くださったことや、そのほかにもお雛様に関するあれこれを
風遊花さんがまとめてくださった冊子もございます。
1冊324円で会場で販売しておりますので、そちらと合わせてお楽しみください。

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●春の筥
会期:2015年2月5 日(木) - 2 月17 日(火)定休日なし
平日11:00〜17:00 土日祝11:00〜18:00(最終日 16:00) 



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staff 加藤